2021-01-01から1年間の記事一覧

コロナ禍の合唱コンクール

緊急事態宣言が出されたため、歌うことが許されない音楽の授業。 現場の先生達は、あれこれと創意工夫なさってることでしょう。 昨年度は、2学期の大イベント「合唱コンクール」も中止。 果たして、今年は‥? 変声期を越え、歌うほどに深みのある響きが生ま…

コロナ禍を生きる

新型コロナ感染予防のために、これまで「大切にして!」「やり続けよう!」と、生徒達に訴えていたことが、逆に「やってはダメ!」になってしまいました。 「互いの距離をとって!」「食事中、喋らないで!」⇒ 何とも、寂しい教室です。 「力を結集させよう…

再び、スタート!

〇〇市を退職後、地元で1年間、講師をしながら目の当たりにした“荒れた中学校“の現場。私はそこで、しらけ切った生徒達を前にひるんでしまったり、秩序のない生徒集団や校内暴力に恐怖を抱いたり‥‥。そんな経験から、それまでの理想としていた教育観や教師…

浅かったなぁ

荒れた中学校で,くたくたになりながら毎日、よく○○市での3年間のことを思い出していました。学校に行くことが楽しくてたまらず、日曜日の夜は「また1週間始まるっ!」と心浮きたち‥‥。そんな日々を送っていたことが、夢のように思えました。 ただ○○市を去…

オーケストラの生演奏を!

この学校で、何よりも困り果てていたのは、2年生の授業でした。それも、生徒会長率いるツッパリ4人衆がいるクラス。どうやって「音楽」に引き入れていったらいいものか、悩み続けていました。 そんな時、東京のプロのオーケストラ演奏会のポスターが、手元に…

卒業式直前で

3年生は卒業式の合唱を仕上げなければ。でもシラーっ、ダラーっとした空気は、なかなか変わらない。残り時間はわずか。(3年間、この空気の中でやってきた彼らを、今更どうすればいいのよ!) (残り2ヶ月ちょっとで、何ができるというのよ!)と、見事な…

足はガクガク、心臓バクバク

2学期から赴任した学校の任期は、3月の年度末まででした。日々の授業をやっていくのに必死でしたが、職員室は、若い先生達の熱気にあふれ、プライベイトの生活にまで及んで諸先輩に温かく支えられていたので、どうにか冬休みまで勤められたという状態でした…

所変われば‥‥

念願叶って、翌年、地元の採用試験に合格しました。採用になるまでの半年間、2つの中学校で講師をしました。 でも、そこで直面したことは‥‥「校内暴力」でした。その頃、全国的に、中学生の校内暴力の嵐が吹き荒れていたのでした。厳しい管理体制が敷かれて…

歌って、泣いて、歌った ♫

さて、いよいよ最後、修了式の日。体育館での式が終わり、それぞれの教室でホームルーム。いつもと変わらない体育館。 やがてそれぞれクラスが解散となり、しばらくすると「先生、体育館へ来てください」と一人の生徒が職員室に。スタスタと彼の後に続いて、…

先生、思いっきり歌わせて!

受け持っていた2年生の授業をすべて終え、この学校に来るのもあと数日という時、一人の男子生徒がやってやってきて「先生、もう一度、最後にみんなで歌わせてください!」「ん? もう授業は終わったでしょっ。」「いえ、最後の授業では、先生が辞めると聞い…

あれーっ? ココは公立学校だよねー?

生徒と音楽の授業をしている時、歌っている時、とても充実していました。こんな教師生活を送られていることを幸せだと、心底思っていました。 しかし、時がたつにつれ、少しずつ○○市の教育現場の実情が見えてくると、「???」の疑問や、「!!!」の驚きが…

教師生活、スタート!

教師になりたての3年間は、月曜日が来ると、ウキウキ、ワクワク。また1週間、生徒達と会える!授業ができる!給料日には「あぁ~申し訳ない。やりたいことをやって、お金を頂くなんて」そう思いながらの日々でした。でも、いつも、2つの不安がありました。① …

ソーシャル・ディスタンスでの合唱の意味

コロナ禍での授業づくり。「合唱禁止」の下での音楽の授業づくり。 どうやっていけばいいんだろう?今だからこそできることは? うーむ、私だったら……?そう思って考えてみたのです。 大学生の頃、『合唱』の時間が苦痛でした。歌うことがとても億劫でした。…